こんにちはー レノンです!
今回は、最近の世界のカーオブザイヤーを振り返ってみたいと思います。
日本カーオブザイヤー2022
最新(2021年12月)の受賞車は、
【日産ノート1/ノートオーラ/ノートオーラNISMO/ノートAUTECH CROSSOVER】
一言で言うと、ガソリンで走るBEV。
『ガソリンを入れ→エンジンが発電→バッテリーに充電→モーターで走る』=電気自動車。
1.2liter3気筒エンジン。航続距離800km。燃費23.3km(WLTCモード)。メーカー希望小売価格286万9,900円。
ロードノイズが大きい時に、そっとエンジンをかけるので、静粛性が高い世界初の技術。e-POWERは第二世代となり、加速が良くなっている。
デザインは、コンパクトハッチバックそのもの。ヤリスに比べれば、すんなりと受け入れできる素直なデザインだと思います。
試乗してみましたが、僕は、電気自動車としての斬新な提案がコックピットに欲しいと思いました。
それと・・・
ガソリンを入れて走ると言う意味では、ユーザーの使い勝手を考えた電気自動車と言えるとは思います。
でも、ガソリンを動力としてそのまま走るのではなく、わざわざ電気に変換して、充電してから走ると言う変換効率の下がる複雑な構造は、果たしてエコロジー(エネルギー効率)の観点から言って、正義なのかな?っていう大きな疑問が残ります。
ヨーロッパカーオブザイヤー2022
ヨーロッパカーオブザイヤーは、1964年に始まった、世界で最も伝統と権威のあるカーオブザイヤーと言われています。
最新(2022年2月)の受賞車は、【キアEV】。
このクルマを一言で言うと、韓国ヒョンデグループ傘下のキアのBEVです。
ヨーロッパカーオブザイヤー史上初の韓国車受賞。さらに、1位から7位のうち、プジョー308を除く6台がバッテリーEVです。
これって、大して売れてないEVばかりが受賞して政治的な偏向が酷い気がします。ヨーロッパカーオブザイヤーも地に落ちたってことでしょうか?
ウィメンズワールドカーオブザイヤー2022
最新(2022年3月)の受賞車は、【プジョー308】。
一言で言うと、シンプルで洗練されたコックピットのフレンチコンパクトハッチ。
スポーティーなイメージで男性ファンの多かったプジョーですが、シンプルで洗練されてて高級なインテリア(i-cockpitと小径ステアリング)とコンパクトハッチのデザインが、女性にもヒットしたのだと思います。
ワールドカーオブザイヤー2022
最新(2022年4月)の受賞車は、【ヒョンデIONIQ5】。
一言で言うと、先端技術満載で先進のデザイン提案がある韓国バッテリーEV。
全長4,635 x 全幅1,890 x 全高1,645mmだから、コンパクトとは言えないし、立体駐車場にも入らないです。
でも、ハッチバックスタイルであることと、大口径19inch(AWDモデルは20inch)ホイール採用で、塊感のあるデザインになっています。
「ワールドカーオブザイヤー」のみならず、各部門賞である「EV部門賞、デザイン部門賞」も受賞して、3冠達成。
さらに、「ジャーマンカーオブザイヤー&ニューエネルギー部門賞」、「UKカーオブザイヤー&ファミリーカー部門賞」、「ニュージーランドカーオブザイヤー」と、世界中でカーオブザイヤーを総なめにしています。
一充電走行距離618km。90kw級急速充電器で10→80%まで32分(但し廉価モデルのみ)
全体に纏まったデザイン。液晶画面のピクセルを想起させるヘッドランプとテールランプ。
ウインカー出すと、インパネに左右の死角部分の映像が出る安全性への配慮は新しい提案で凄いね。
乗降時に自動的にポップアップするドアハンドル。駐車中と走行中は格納されてスッキリした外観になる。この機能はこの車が最初では無いけど、先進の機能とデザインは感じます。
回生ブレーキの効き具合が3段階から選べてワンペダル走行ができたり、スポーツモードでは、Lounge AWDモデルは最大トルク605Nm。
ホンダNSXtypeSが667Nm。日産GT-R(R35・2021年10月発売モデル)が652Nm。LEXUS LFAが480Nm。日産新型フェアレディZが475Nm。
一方、同じ新型電気自動車の日産アリアが300Nm。
そう考えると、IONIQ5のトルク605Nmは、まさにスポーツカーそのものです。
社外からリモートで駐車スペースへ移動させることができる先進機能も付いてます。
前後カメラによるビルトインドラレコ搭載は余計なものを追加しなくて良いから嬉しいね。
全席シートメモリーも当たり前にあって嬉しい機能。BOSEサウンドシステムやアンビエントライトが、コンパクトカーだけど高級車並みにあるのも嬉しい。
これで、Lounge AWDモデルが、589万円。内容からすると、バーゲンプライスです。
超高性能な黒船が襲来。現行bZ4Xでは勝てない。
個人的にはBEVの時代はまだまだ先だと思うけど、現時点でここまで高級車の機能・性能てんこ盛りにされたら、BEVの中では、他に比類無い選択の1台にはなるね。
僕は、絶対買わないけどね(笑)。
日本車頑張れ!!
(次回に続きます)