こんにちは、レノンです!
僕は、とうとう還暦(60歳定年)を迎えました。
長年働いて来たのだから、「いつかはやってくる」
と、分かってはいましたが、
こんなにあっさりやってくるんですね。
少々びっくりしています。
定年って響きは、現役引退みたいであまり好きではないです(笑)。
自分では、そんなに爺さんでは無いつもり(笑)ですし、
「まだまだ現役で働けるぞ」って思っています。
そんな僕は、再雇用で嘱託社員として、会社に残り働くことにしました。
定年ってどういうこと?
役職定年や定年っていうのは、
会社の役員に成れなかったのみならず、
名刺の役職や職位が無くなって空白になり、
かつて後輩だった人が自分の上司になり、
年収が半分位に下がり、
決定事項のある会議から外され、
社内に流れる情報が入って来なくなり、
部下が居なくなって、
元部下からの相談事が減り、
ラインの仕事から外されました。
「役に立たなくなるのでリタイヤしようね」
って、会社から言われている感じがしました。
「定年になった人間に生きる価値なんて無いのではないか?」
何度もそう思いました。
定年って、そういう事です。
これって、やっぱり辛いですね。
眠れない夜・うなされる夜を、何度も経験しました。
これは年齢のせいなんでしょうか?
いえ、違います。
長年頑張って働いて来たからなんです。
だからこそ、ショックが大きかったんです。
そして、考えさせられました。
自分の存在価値って、なんなのだろう?
この会社で、自分の居場所ってどこにあるんだろう。
思い切って、転職した方が良いのだろうか?
転職サイトに登録もしました。
でも、どこへ行ったとしても、
やはり定年制があります。
厚生労働省「就労条件総合調査 結果の概況」(令和4年)によると、定年制を定めている企業割合は 94.4%。そのうち職種関係なく一律に定年制を定めている企業が96.9%。さらにそのうち60歳定年とする企業は72.3%。
これからも正社員で働ける会社って、希望エリアや待遇も含めると、なかなか見つからない訳です。
もちろん、起業なんていきなり出来るわけないですし(笑)。
先ずは、これまで後輩のことを「さん」付けで呼んできた自分を褒めてあげました(笑)。
後輩の呼び方を変更せずに済みましたからね。
そして、
ここから自分探しが始まりました。
定年バンザイ!やっと自由を手に入れたぞ!
そして・・・、
バンザイ!とうとう定年になれたぞ!!
今は、そう考えられるようになりました。
何故かって?
それは、
役職からの解放!
「役職からの解放」と考えたからです。
これまでは、日々追われる毎日でした。
会議から会議へと駆り出され、
会議のための資料作りに追われ、
目標管理制度(いわゆるMBO制度ですね)で雁字がらめになり、
役員に出す報告書の締切に追われ、
そう、次から次へと追われる毎日でした。
更に、イレギュラーに襲ってくるアクシデントへの対応が必要でした。
ライバル会社との競争に対処したと思ったら、
取引先様との揉め事に巻き込まれ、
社内外の慶弔ごとに対処が必要で、
突然起こる部下の失態・不正・鬱・不和に対処し、
もう、
気が休まる暇なんて無い生活でした。
そんな日々からの解放です。
そう考えることにしました。
解放後の生活は宝物
そうすると、なんだかちょっぴりスッキリです。
権限が減ったぶん、責任も減った。
逆転の発想。
定年というイベントをどう捉えるかで、これからの人生が大きく変わると思えました。
定年再雇用って、『役職無く、給料減り、やる気失い、余生を送る一丁上がりの会社員』。
一般的な考えは、そんな感じですよね。
でも、一般的な考えなんて、リタイヤ後は全く意味が無くなります。
もっと言うなら、人は誰でも平等に100%死ぬ運命です。
だから、ひとさまの一般的な考えに縛られるよりも、
自分の価値観でこのイベントを楽しむ方が大事じゃないかと思いました。
年収は半分近くになったけど、人生100年なんとかなると考えました。
ラインの仕事からは外れたけれど、自分でやることを決めると、やりがいが出来ました。
部下が居なくなったので、肩の荷を降ろすことが出来ました。
会議・社内情報・相談事が減ったので、自由な時間が生まれました。
この自由な時間こそが、これからを考える最も大きな宝物になりました。
そして、僕のセカンドライフが始まります。
これから、僕が定年の為に準備してきたことやこれからやることを、
お話しして行こうと思います。
よろしければ、お付き合いくださいm(_ _)m。