こんにちはー レノンです!
今回のテーマは「グレートリセット」です。みなさんは、この言葉をご存知でしたか?
ご存知の方も、おさらいということで、整理しつつ、僕の考えもお話しします。
グレートリセットとは
「グレートリセット」とは、現在の社会を構成する金融や社会経済などのさまざまなシステムを一度すべてリセットし、再構築することです。
なんだかよくわかりませんね(笑)。
「グレートリセット」という言葉は、アメリカの都市経済学者であるリチャード・フロリダ氏の本のタイトルとして作られました。著書『グレート・リセット』は、リーマンショック後の不況の中で出版されました。
この「グレートリセット」ですが、2022年5月に開催される「ダボス会議」のテーマとされています。
「ダボス会議」とは、毎年、スイスのダボスで開催される「世界経済フォーラム(WEF)年次総会」の通称で、世界中のトップリーダーが一堂に会して、世界が直面する重大な問題について議論する場になっています。
そもそもダボス会議は、世界情勢の改善に取り組む国際機関で、世界をより良い方向に導く会議です。
約3千人の選ばれた知識人や、ジャーナリスト、多国籍企業の経営者、各国の政治家などが一堂に会して、世界が進むべき道について話し合います。
過去には米国のトランプ前大統領や日本の安倍元総理もスピーチ。今年の1月には、岸田総理も、WEBの「ダボス・アジェンダ2022」でスピーチしています。
ですので、この会議で決定した方針が、そのまま実態社会や経済に反映されやすくなると言えます。
そのため、世界中が毎年のダボス会議に注目しているのですね。
グレートリセットの定義
グレートリセットを提言したのは、ダボス会議の会長であるクラウス・シュワブ氏です。
彼は、昨年出版した「グレートリセット」という本の中で、今回のコロナを契機として、社会は変わらなければいけないとして、社会秩序を再構築することを、「グレートリセット」と定義しています。
具体的には、3つが挙げられています。
- 環境への取り組み
- デジタル技術革命
- 貧富の差の是正
一見、聞こえの良いものにも思えるんですが、僕は、増税や共産主義の流れを感じちゃいます。
例えば、
環境への取り組みは、脱炭素化に伴う増税の強化が進むでしょうし、レジ袋の有料化は、こんな動きの始まりとも言えます。
デジタル技術革命については、コロナワクチンを一律に摂取させることで、国による個人情報の一元管理が加速しているような気がします。
貧富の差の是正に関しては、コロナの給付金を支給することで、ベーシックインカム化による共産主義化の流れも出てきているような気がします。
この原資として、財産税のようなものが導入されるかもしれません。岸田総理は、金融所得課税と言って、株式の配当金や譲渡益といった金融所得にかかる税の見直しを考えています。
現在は、一律20%なんですが、これを見直しして税率を引き上げると言う話です。
岸田総理の言う「新しい資本主義」って方針は、グレートリセットの話と繋がっているように思えます。
岸田総理って、個人的には、株への投資はやっておられないようです。多分この増税は痛くも痒くもないのでしょう。
親類にも、財務官僚が多いので、増税したい財務省と同じ考えなんだと思います。
「新しい資本主義」って、資本主義の共産化ってことなんでしょうか?
「資本主義」と「共産主義」と「?主義」
資本主義や共産主義って、元々の違いは、富の分配方法の違いです。競争原理を働かせ、頑張った人が多くの富をもらうのが資本主義。競争原理がなく、全ての人に平等に富が分配されるのが共産主義です。。
資本主義は、資本(株式)を持った人だけにどんどん富が流れることで、貧富の差を生んでいます。
一方の共産主義は、現在の共産主義国家(ロシア・中国・北朝鮮等)に見られるように、ごく一部の権力者に富が集中し、これも大きな貧富の差を生じていて、決して平等な分配にはなっていません。
ダボス会議の参加者が、世界の権力者による会議なのに、本当に貧富の差をなくす富の分配が実現するでしょうか?
昔から、アングロサクソンをはじめ欧米の人々、表向きには誰も批判できない「めちゃくちゃ綺麗事」を表明しつつ、裏向きには「富を奪う」歴史を、繰り返しています。
アメリカインディアンの命や土地を奪う歴史。真珠湾攻撃を知っていてハワイの米軍を犠牲にした歴史。IEC規格や、CEマーキング。電気自動車(BEV)も然り。
一見、世界の為になることを言っていそうで、実は自分達だけが有利なることだけを進めてきたのが彼らの歴史。
地球温暖化についてさえも、まだ科学者の間では温暖化していくのか、寒冷化していくのか、どちらに備えていくべきなのか、意見が分かれています。それなのに世界は、温暖化対策一辺倒に突き進んでいます。
SDG’sはどうでしょう?グレートリセットが進めば、これらの世界の課題は解決するのでしょうか?
今年の会議に注目しよう
今年のダボス会議は、2022年5月22~26日にスイスのダボスで開催されます。コロナ影響で延期となっていましたが、2年ぶりの対面式での開催となります。
これからダボス会議で話される内容には、注目しないといけないですね。これから世界がどの方向に進んでいくかがわかります。
その内容を知ってピンと来なくても、身の回りで何かが変わった時に、「ダボス会議で話されていた方向性への変更だな」って感じとることができます。
今後は、多分そんな感知力が大切になってくると思います。
グレートリセットによる世の中の大きな流れを知って、狡猾な人々に騙されないように、自らの資産を守り、人生を楽しく生きていきましょう。
現金がいいのか、株式がいいのか、債権がいいのか、金の現物がいいのか、不動産がいいのか、外貨資産がいいのか、暗号資産がいいのか、いくつかに均等分配して資産を持つのが良いのか等々・・・。答えはこれから。ヒントはダボス会議にあります。
ここんとこ、テレワークが続いてて、自宅で、悶々と考えているレノンでした(笑)。