マンションの鳩よけ対策 (1/2)

鳩による健康被害例

• 鳩は、集団食中毒の原因になるサルモネラ菌やトキソプラズマを、約2％の割合で保菌しており、主に糞から検出されます。
• 鳩は、さまざまな真菌（＝カビ）を保菌しており、乾燥した糞を人が吸い込むと、肺炎を引き起こし、免疫の弱い高齢者や小さなお子さんは特に危険だそうです。
• 鳩は、オウム病の原因となる細菌を、ドバトの約20％が保菌していると考えられており、糞によって感染すると、肺炎を引き起こします。
• 鳩の羽毛や糞、鳩に付着した寄生虫は、アレルギー源になります。これらを吸い込むことで、喘息発作を発症することもあります。
• 鳩は、ダニ・シラミ・ノミなど、様々な虫に寄生されています。中には人を吸血する種類もいるため、鳩が原因で感染することもあります。

様々な鳩よけ方法

• 忌避剤：忌避剤とは、鳩が嫌がる臭いや味のする成分が入った薬品のことで、スプレー、固形、ジェルといったように様々な種類があります。
• 鳥よけネット：鳥よけネットは、ベランダ全体にかければ、鳩の侵入を完全に防ぐことができます。一方で、なんだか室内からの景観は悪化するし、なんだか美観的にも乗り気になりません。
• 剣山：剣山は、駅の構内屋根などによく見かけるやつです。これを手すりの上や、エアコンの室外機の上に設置する方法です。でも、これも景観や美観の観点からは、やりたくないなぁ。
• CD/擬似鳥・目玉風船：一時期よく見かけましたが、最近あまり見かけなくなりました。最初は警戒して近づかなくなるものの、鳩も慣れてしまいますので、効果は無くなるようです。
• 超音波：人には聞こえず鳥類には作用する超音波を利用して近づかせない方法です。科学的根拠がない上、対策箇所の状況で、効果にバラつきがあり、高価な機器を購入する必要がありそうです。また、人によっては不快感やストレスを感じる場合があるようです。
• 磁石：強い磁場があると、鳩は方向感覚が鈍るらしいですが、あまり効果がないとの書き込み情報も。
• テグス：ベランダにテグスを張るという方法は、鳩の「ベランダに侵入するときは、手すりにとまって中が安全かどうか確認する」という習性を利用しています。これなら景観や美観をあまり妨げずに設置できそうです。