老後不安に備える

ギリギリの墓じまい【老後を幸せにする10箇条②】

こんにちはー! レノンです

今回は『老後を幸せにする10箇条』の中から

「先祖の墓じまい」についてお話しします

僕の家には父が建てた永代供養のお墓がありました

大阪の とある山頂にあるお寺の霊園です

山にはクルマで登れるのですが

お寺が所有する狭い私道を登っていく必要があり

ドライブの好きな僕は墓参りに行けるけど

子供たちはこの狭い道を通ってくれるだろうか?

長男は東京の大学へ行き東京で就職

多分大阪には帰って来ないし

長女は結婚して姓が変わるから

嫁ぎ先のお墓に入るよね?

親戚筋に苗字を継ぐ人がいないので

誰もお参りに来なくなる可能性がある

私の代でなんとかしないとなぁ・・・

しかし新しく便利な場所にお墓を建てると

何百万円もかかる・・・

漫然と考えているだけでした

墓じまいって方法

そんな時に出会ったのが大阪市内のお骨佛で有名なお寺

新たにお墓を立てるのではなく

墓じまい』って方法

つまり納骨し永代供養(合祀)に埋葬するということ

大阪で墓参りっていうと

結構多くの方がこのお寺のことを話されます

そこで調べてみました

大阪市内にあり電車で行けてアクセスも良さそう

一度行ってみることにしました

綺麗で立派な建屋

お骨佛という遺骨を独自方法で形にしている

途切れずお参りに来るたくさんの人々

大阪人には知っている人が多い=ブランド

浄土宗(開山は法然聖人)のお寺

でもどこの宗派の納骨でも受入してくれる

ここなら子供達が定期的に来なくても

お墓の清掃やメンテナンスが不要

人気あってお参りの人が絶えないので

ご先祖さまが寂しがることもなさそう

将来的にもお寺が潰れそうにないし(笑)

ご先祖さまが無縁仏になることもないかな

色んな手続きを教えてもらいました

今のお墓がある市町村で

改葬許可申請書を発行してもらい

受入証明書を発行

閉眼供養の実施

石材店へ「墓石撤去・お骨取出し」依頼

改葬許可証を改葬先に提出などなど・・・

今やらないと後々大変

色々手続きも大変そうです

でも今やらないと後からではもっと大変

親戚とかろうじて繋がっている今が最後のチャンスかも

年賀状に書いてある電話番号から

普段電話などしない親戚に電話をかけます

なかなか緊張しますが仕方がない(笑)

「墓じまいしたい」という事情と

〇〇寺さんを選んだ経緯を説明して

なんとか了解をもらいました

〇〇寺さんのブランドはいい

皆さん知っているので話が早く一安心

ところがここで問題発生・・・

我が家の宗派は?

僕は我が家の宗派を知らない(笑)

申請書には宗派を記入する欄があったのです

そう言えばおやじが生前・・・

「うちは真宗や」

「門徒物知らずって言うねん」

「一番普通の門徒が多いやっちゃ」

って言ってたのを思い出しました

門徒って?

どうやら浄土真宗のことらしい

そうか

家のご先祖さまは浄土真宗だったんだ!

恥ずかしながらこの時初めて我が家の宗教を知りました(笑)

〇〇寺さんは浄土宗で法然聖人が開祖

浄土真宗は親鸞聖人が開祖

ある方に相談したところ

〇〇寺さんのお骨佛の話をお聞きすることになり

更に色々調べていくうちに

なんとなく宗派の違いが気になり始めました

更にネットで色々ググっていると

「浄土真宗なら、どうして本山納骨しないの?」

と言う書き込みを見つけて・・・

総本山で納骨

浄土真宗の総本山のお寺でも納骨ができることを知りました

総本山なら同じ宗派だし

ブランド力あるし更に潰れなさそう(笑)

よし 我が家の宗派の総本山も見に行こう!

ところが ここからがややこしい

ネット検索進めると浄土真宗には10の宗派があるやん!

浄土真宗本願寺派・・・西本願寺(京都市)

真宗大谷派・・・東本願寺(京都市)

真宗高田派・・・専修寺(三重県津市)

真宗佛光寺派・・・佛光寺(京都市)

真宗興正派・・・興正寺(京都市)

真宗木辺派・・・錦織寺(滋賀県野洲市)

真宗出雲路派・・・毫摂寺(福井県越前市)

真宗誠照寺派・・・誠照寺(福井県鯖江市)

真宗讃門徒派・・・専照寺(福井県福井市)

真宗山元派・・・證誠寺(福井県鯖江市)

あれれっ!困った!

一体どれなのかわからない?

あらためておやじの言葉を思い出します

「うちは真宗や」

「門徒物知らずって言うねん」

「一番普通の門徒が多いやっちゃ」

10の浄土真宗のうち真宗って言ってるのは

真宗大谷派以降の9派のどれかなのかな??

でも 1番門徒が多いのは「浄土真宗本願寺派」

2番目に門徒が多いのが「真宗大谷派」のようです

多分この二つのどっちかだろうと考えました

次に発見したのは墓石に掘ってある法名

女性のご先祖様に「釋尼」の文字を見つけました

どうやら浄土真宗本願寺派では使わない文字だそう

真宗大谷派の確率が高いとわかりました

さっそく京都市内にある

真宗大谷派(東本願寺)の総本山に伺います

「大谷祖廟」がお墓になります

親鸞聖人のお墓の側に

ここなら親鸞聖人のお墓のすぐ側に納骨することになります

それだけで安心(ご先祖さまが安らかに眠ることができそう)と感じました

専用駐車場があり墓参りの方は2時間使用出来ます

社務所(宗務所)の応対も丁寧で

説明も分かりやすく 納得することができました

ここに決定!

ふたたび親戚に電話です

大谷祖廟への変更の理由を伝え

あらためて了解をもらいました

大谷祖廟さんの納骨費用は納骨する人の数で決まります

私の場合は墓石に刻まれていた

8名のご先祖さま×4万円で32万円

石材店さんや役所・閉眼供養代を含めて

総費用70万円程度

新たに墓を作ることを考えればたいへんリーズナブルに

そして最も安心な方法で墓じまいができたと満足しています

まとめ

墓じまいは

子供たちへの負担が減らせるし

将来的にご先祖さまが無縁仏にならずに済みます

本山納骨は長年安心できるし価格もリーズナブル

何より心が穏やかになれました

家の宗派を全く知らなかった僕でしたが💦

なんとかギリギリセーフで墓じまいが出来たと思います

もし墓じまいを検討されるのであれば

子供の代にではなく

親戚との繋がりがわかる貴殿のお若いうちに

実施されるのをおすすめします

同年代の悩める方の少しでも参考になれば嬉しいですm(_ _)m

ABOUT ME
レノン
レノンといいます。定年再雇用のサラリーマンです。僕が、悩みながらも将来に備えやってきたこと・失敗したことを情報として発信しています。悩める同年代へのエールとして、若い方には参考として読んでいただければ嬉しいです。人生は楽しんだもん勝ち。ブラピ&ジョニデと同い年(笑)。まだまだ人生楽しむぞ!
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