こんにちはー、レノンです!
今回は、G7広島サミット2023についてお話しします。
歴史的な瞬間がやってきた
2023年5月19日(金)〜5月21日(日)に、G7(主要国首脳会議)が、広島で開催されました。
これは、フランス・アメリカ合衆国・イギリス・ドイツ・日本・イタリア・カナダの7カ国の首脳が年に1回集まり、世界的な政治的・経済的課題を議論する会合です。
広島といえば、第二次世界大戦において人類史上初めて核兵器(米国による核爆弾投下)による攻撃を受けた場所。
また、広島は、岸田文雄内閣総理大臣の父の出身地でもある。総理本人は東京都渋谷区出身であるが、父の関係から広島県第一選挙区から出た衆議院議員でもあります。
日本は、世界で唯一の戦争被爆国であり、この地でG7が開催されることの意義は大きいです。
そして、『G7首脳による広島平和記念資料館の見学(特に被爆資料の強い本館)』及び、原爆の死没者慰霊碑の前で『G7首脳による献花』が実現できたことの意義は大きいです。
これは、ある意味、やっと第二次世界大戦が終結出来たと言えるかもしれません。
G7の中には、広島平和記念資料館の見学については、難色を示していた国があったとも言われています。
アメリカ合衆国は、原爆投下国ですし、フランス・イギリス・アメリカ合衆国は、核戦力保有国ですから・・・。
ロシア、中国への抑止力
ロシアのウクライナ侵攻で核兵器使用の懸念が高まる中、被爆とはどう言うことなのかをG7首脳に肌で感じ取ってもらう機会となりました。
そして、世界中のプレスがこれを報道してくれます。
これで、G7各国の結束の姿を示せたことが、G7各国民の人々のみならず、グローバルサウス(インドやインドネシア、トルコ、南アフリカといった南半球に多いアジアやアフリカなどの新興国・途上国の総称)等のG7以外の国々への牽制にもなります。
グローバルサウスが、ロシアに近づかないようにする効果や、引いては中国による台湾や尖閣侵攻への抑止力ともなるはずです。
更に、テレビ会議で出席と言われていたウクライナのゼレンスキー大統領が、広島に出向いてきてくれたことも、大きな成果だと思われます。
G7として結束してウクライナ支援をこれからも行うことを再確認することになり、この結束が、中国による台湾や尖閣侵攻の抑止力ともなります。
厳島神社の意味
また、G7首脳は、「原爆ドーム」とともに、ユネスコ世界遺産である「安芸の宮島」へも訪問してくれました。
安芸の宮島にある「厳島神社」は、日露戦争の戦勝祈願の神社だったのです。その意味でも、政治的な意味のある訪問になりました。
G7サミットが、世界の平和と持続的な発展に向けた対話の場所として広島を選んだことは、「国際平和文化都市」としての広島の発信力を重視したことの表れです。
今回のG7サミット2023は、大きな成果と言えるのではないでしょうか。岸田さんの株上がるなぁ(笑)。
今後も、広島サミットと世界情勢から目が離せないです。