こんにちはー レノンです。
2021年は素敵な新車がたくさんありましたね。車好きには嬉しい当たり年になりました。今回は、日本車が一等賞を受賞したカーオブザイヤーのお話です。
色んなカーオブザイヤー
世界には色んなカー・オブ・ザ・イヤーがあるんですね。中でも日本車が一等賞を受賞したカー・オブ・ザ・イヤーを紹介します。これってとても嬉しいことです。TVも含めて下記に挙げてみますと
- ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー トヨタ ヤリス
- UKカー・オブ・ザ・イヤー トヨタGRヤリス
- カナディアン・カー・オブ・ザ・イヤー MAZDA3
- 愛車遍歴的カー・オブ・ザ・イヤー トヨタGRヤリス
- 日本カー・オブ・ザ・イヤー 日産ノートオーラ
- ENGINE FOR THE LIFE AWARD トヨタGRヤリス
- CG AWARD HONDAシビック
ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー2021
ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー2021は、2021年3月1日に発表されました。ヨーロッパの7つの主要な雑誌に寄稿する、22カ国の自動車ジャーナリスト59名で構成される審査員が決めた頂点です。
ヤリスは、トヨタが初めてコンパクトクラスでTNGAプラットフォームを採用したモデル。トヨタが世界で認められるクルマを本気で作ったヴィッツの後継車です。車名は、日本以外で使われていたヤリスに統一した世界戦略車。ヨーロッパで認められたのはうれしい限りでした。
UKカー・オブ・ザ・イヤー2021
UKカー・オブ・ザ・イヤー2021は、2021年3月8日に発表されました。英国の主要な自動車ジャーナリスト29名が審査員。英国で前年に発売された新型車をテストし、12のカテゴリーで最高の1台が選出され、この12台の中からGRヤリスがカーオブザイヤーに選ばれました。
トヨタGRヤリスは、ヤリスのヘッドライトとリヤライトのデザイン、室内インパネ周りのデザインは共通部分が多いのですが、それ以外は全く別物として作られています。元々はWRC(FIA世界ラリー選手権=FIA World Rally Championship)に参戦するために作られたクルマです。マスタードライバー モリゾウ(豊田章男社長)の「トヨタのスポーツカーを取り戻したい」という想いのもと、「モータースポーツ用の車両を市販化する」、という逆転の発想で開発された、豊田章男社長の本気が詰まったクルマ。乗ってびっくりのクルマでした。
カナディアン・カー・オブ・ザ・イヤー2021
カナディアン・カー・オブ・ザ・イヤー2021は、2021年4月13日に発表されました。カナダの自動車業界での有力ジャーナリスト、ライター、フォトグラファーによって構成される審査員による投票で決定です。
MAZDA3は、アクセラの後継モデルですが、マツダは日本以外では主要なラインナップにすべて「社名」と「数字(記号)」を使ってブランドに統一感を持たせていて、マツダ3もその一つです。世界統一車名になったのはヤリスと同じですね。
注目すべきはそのデザイン。世界でも評価の高い『鼓動(こどう)デザイン』を更に進化させて、『引き算の美学』と言われる、滑らかな面で表現する繊細な光の移ろいによって豊な生命感を表現しています。キャラクターライン(板金の折り目)を使わずに滑らかなラインでボディーを作ることは、生産方法を考える生産技術者にとっては、量産が難しくコストがかかってキツい仕事だっただろうと想像できます。でも、このデザイン優先のクルマ作りは、昔のアンフィニやユーノスブランドを作っていた時代から脈々と続くマツダ車のかっこいいところですね。デザインは日本車の中でも飛び抜けて優れたメーカーだと僕は思います。
乗ってみると内装の仕立ての良さ、走り出しの質感の高さがわかります。昔のマツダを知る人間からすると、この最近のマツダ車の変わりようにはびっくりします。その昔、ベリーサという新車を試乗した時に、あまりの乗り味の悪さに愕然としたのはまだ忘れられません(笑)。(オーナーの方、読んでたらすみません)。
愛車遍歴的カー・オブ・ザ・イヤー2021
愛車遍歴的カー・オブ・ザ・イヤー2021は、2021年10月16日にBS日テレの『愛車遍歴』で放送されました。世界のカー・オブ・ザ・イヤー優勝車を栃木県にあるモビリティテーマパーク『ツインリンクもてぎ』に持ち込んで、おぎやはぎの2人が実際に見て・乗って・体感して決定しました。
トヨタGRヤリスは、前述のUKカー・オブ・ザ・イヤー2021でも受賞していますが、おぎやはぎの2人は、悩んだ様子もなくこの一台を選定していました。ステアリングフィールやシフトフィールを「レーシングカーのようで、楽しくてしょうがない。」と高評価。「465万円は安すぎる。600百万円〜700百万円はする」とも評しています。
僕は、個人的にはインパネデザインがちょっと残念に思いますが、乗ってみるとびっくりするほど完成されたスポーツカーであったことが実感できました。
日本カー・オブ・ザ・イヤー2021-2022
日本カー・オブ・ザ・イヤー2021-2022は、2021年12月10日に発表されました。60名の選考委員に25点の持ち点があり、10ベストカーの1台に10点、それ以外の4台に残りの15点を9点以下で割り振るという方式で選出が行われました。
日産ノート/ノート オーラは、総得点335点で、14名が10点を入れました。しかし、2位となった総得点264点の「トヨタ GR86/SUBARU BRZ」にも14名の選考委員が10点を入れており、さらに4位の「三菱 アウトランダーPHEV」は12名の選考委員が10点で、その激戦ぶりが伺えます。
僕は、個人的には電気自動車にはもっと未来的なカッコいいデザインが欲しいと思います(テスラはその辺のところがよくわかっているメーカーだと感じています)。日産のデザインって、『技術の日産』が作ったデザインらしく思えちゃいます。スバルも技術的にはすごいのにデザインはイマイチなんですよね。『スバルの技術にマツダのデザイン』。そんなクルマが出てきたらきっと飛びついて欲しくなると思います。あくまで個人の感想です(笑)。
今回のブログが長くなったので、ENGINE FOR THE LIFE AWARDとCG AWARDについては、あらためてのお話しとします。